鹿屋市 電気自動車がやってきた!三菱EKクロスEV 増満自動車

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【コラム】電気自動車がやってきた!三菱EKクロスEV 2023/02/17

 軽EVをどう使おう?

世界的な脱炭素ムードの中、自動車業界もその波に飲み込まれ始めている昨今。我社に三菱の電気自動車「EKクロスEV」が新たに仲間入りしました。その導入した経緯についてコラムを書いていきたいと思います。これが初コラムとなりますが、今後はこういったコラムを不定期で掲載していく予定です。

 V2Hの導入

国の補助金を利用してニチコン製の「V2H」を導入しました。「V2H」とは「ビークルtoホーム」の略で「電気自動車(以下EV)」と「家」を繋ぐ「給電システム」のことです。EVの電気を住宅に供給することができるシステムとなっています。

 充電と給電ができる

例えば災害などで停電してしまった場合、EVから住宅に電気を供給することで電灯や電化製品を使用することができます。弊社は24時間対応のロードサービス事業を行っており、レスキューが多くなる災害時に停電になってしまうと、電話が不通になるなど救援活動に支障が出てしまう恐れがあります。そのリスク解消のためにV2Hを導入したという経緯もあります。

 太陽の力を電気に変換する

弊社の工場の屋根の上には「太陽光パネル」が設置されています。「太陽光パネル」と「V2H」はとても相性が良いのです。たとえば、天気の良い日に太陽光パネルの発電量が多くなると、住宅で消費する電力を超える状況になります。いわゆる余剰電力が発生するのですが、この余剰電力を電力会社への「売電」ではなく、「EVの充電」に利用することができます。

 変換した電気をEVに蓄える

キモとなるのがEVに蓄えた電力の利用方法です。太陽光パネルの「発電量が落ちてくる夕方」や「全く発電しなくなる夜」になると、昼間の余剰電力で蓄えておいた電力を住宅へ給電することができます。ようするに電力会社から購入する電力が少なくなるわけです。これは「電気料金の低減」という効果のほかに「災害時の電力確保」や、CO2を多く排出する「火力発電」に頼っている日本においては「カーボンニュートラル」にも貢献できそうです。いやいや電気自動車を生産する際に排出するCO2を考えるとほんとに「カーボンニュートラル」なの?なんて話になるとややこしくなりますのでここでは割愛します。

 太陽の力でEVを走らせる

EVに貯めておいた「余剰電力」は住宅で消費するだけでなく、当然ですが走行のために使用することも可能です。「太陽の力だけでEVを走らせることが出来る」という事です。この際「それが本当にエコでお得なのか?」という問題は隅っこにおいておきましょう。電力会社から購入した電気を使用せず、太陽の力だけで車を走らせる工夫をする…。なんだか楽しいじゃないですか。このへんもEVの楽しみ方の一つなのかもしれません。

 自動車整備業界への影響

そしてEV導入最大の理由が「自動車整備業界に与える影響」を肌で感じるためです。ご存じのとおりEVには「エンジン」が搭載されておりません。トランスミッションについても「現在のところは」必要とされていません(ここについては今後変速機を搭載したEVが出てくる可能性はあります)。要約するとエンジンに関わる消耗品の交換が必要なくなるわけです。例えば「エンジンオイル」「トランスミッションフルード」「ギアオイル」「エアエレメント」「スパークプラグ」「補器ベルト」などがそれにあたります。さらには「オルタネーター」「セルモーター」「イグニッションコイル」などエンジントラブルの代表格となる部品が存在しません。ユーザーとしては「維持費の大幅な低減」が見込めるのですが、自動車整備業界としては「仕事が減る」という事態になるのです。しかしながら、メディアで流れる情報のように、あっという間にEVの普及率が上がっていくかというとそんなことは無く、緩やかに増加していくはずです。私は15年から20年といったスパンが必要だと思います。その時間を上手く利用して我々整備業界は「変革」していく必要がありそうです。

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