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会社案内ご存じの方もいるかもしれませんが、増満自動車はYouTubeに動画配信を行っています。2023年2月現在では11.8万人の方々にチャンネル登録をして頂けています。まれに「すごいですね」と声をかけて頂くことがあるのですが、一番驚いているのは何を隠そう自分自身なので、正直なところ反応に困ってしまいます。そんなわけで、今回は「なぜ動画投稿を始めたのか」をコラムにしてみたいと思います。
そもそも、なぜ動画投稿を始めたのかというと、今まさに見て頂いている「弊社WEBサイト」に「動画を張り付けたかったから」という素朴な理由からでした。このWEBサイトはYouTubeの動画を張り付けられる仕様となっており、必然的に作成した動画をYouTubeに投稿する必要があったのです。当初貼り付けたいと考えていた動画というのが「ヘッドライトの黄ばみをキレイにするドリームコートの紹介動画」と「トルコン太郎を使用したATF/CVTFの圧送交換紹介動画」でした。動画作成の経験は全くのゼロでしたので、グーグル先生に教えてもらいながら作り始めました。
上の動画が初めてYouTubeに投稿した「VWビートルにドリームコート施工」です。撮影した動画に音楽と字幕を張り付けただけのとても簡素な作りであることが分かります。
次に投稿したのが「レクサスIS250|トルコン太郎でATFを圧送交換」です。こちらの動画も起承転結のない、淡々と動画を流しながら字幕で説明文をいれている作りです。サムネイルもなくYouTubeで多くの人に向けて発信するつもりで作成していませんでした。しかし、この2つの動画でYouTubeへの動画投稿のやり方や簡単な動画の作成方法を学ぶことが出来ました。
これが3番目に投稿した動画です。この付近から「WEBページへの動画貼り付け」から「YouTubeへの動画投稿」へ意識がシフトし始めています。以前の動画と比べるとサムネイルの作成、起承転結を意識した動画内容に変化してきていることが分かります。作業開始から完了までを写真と動画を織り交ぜながら作成しており、それに伴い動画の長さも長くなっています。ここから1年くらいは「圧送交換動画」の投稿が続きました。YouTubeに動画を投稿すると「YouTubeスタジオ」というクリエイター向けのダッシュボードにログインすることになります。ここでは投稿した動画の「再生数」「総再生時間」「インプレッション」「クリック率」「平均再生時間」などの様々な情報を確認することができます。ここを眺めていると特定の動画だけが再生が多かったり、特定の車両の時だけ再生が多かったり、またその逆があったりと、視聴者の反応を感じることができるわけです。YouTubeでは「再生される」というのは「クリックされる」と同義語となるので「サムネイルって大事だな」と学ぶことが出来ました。クリックされ動画の再生が始まったら、動画の内容や作り方によって「再生時間」という形でフィードバックがあります。こういった情報をYouTubeスタジオで確認しながら、どうやったら動画が再生されるのか工夫や模索が始まりました。ようするに、なんだか楽しくなってきちゃったわけです。
そんななか、転機となる動画を投稿することになります。それが「スズキ ツインのリノベーション動画」です。シリーズもので現在は番外編まで加えると7動画を投稿しています。今までと違った趣向の動画をということで、2020年4月にvol.1を投稿したのですが、いままでの「圧送交換動画」に比べると明らかに視聴者の反応が違いました。正直なところ動画校正は粗削りなところがあります。それでも、私が作成した動画を楽しんで見てくれたり、次の動画を楽しみに待っていてくれたりと、今までと少し違った世界を垣間見ることが出来ました。再生数にも変化があり、今までの動画の再生数は多くても数万再生だったのが、数十万再生となり、文字通り桁が違う数値となりました。この動画で視聴者の方々が求めているであろう自動車系動画がぼんやりと見えてきました。
そして、この動画で「バズる」という経験をすることになりました。内容としてはトヨタボクシーの損傷したCVT本体を分解検証するといったもので、司法解剖のようなイメージの動画です。サムネイルもインパクトがあり、クリックして動画を再生したあとも非常に興味を持って見てくれたようです。2023/02/25現在の再生数は190万回を超えており、動画を作った私自身もちょっと引いてしまうような状況でした。このての分解動画は海外(おもにロシア系)では比較的珍しいものではなかったようなのですが、日本ではあまりなじみのない内容だったと記憶しています。どちらかというと、自動車系動画は素人が行うDIY系動画が多く、我々のようなプロが提供する作業動画は少なめな印象でした。そのころは、芸能人(プロ)がYouTubeに参戦し始めた頃でしたので、私の中では自動車整備のプロがYouTubeに参戦することと同義のようにとらえていました。
次回コラムに続く↓
【コラム】なぜYouTubeで動画配信しているのか(2)
【コラム】なぜYouTubeで動画配信しているのか(1)
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